「3分クッキング」料理の先生明かす舞台裏「エプロンは100種類手作りです」
お肉は、400~600グラムの塊を10本ほど用意するのですが、工程によって大きさが変わるわけにはいかないので“直径が○センチ、長さが○センチ”と、サイズや形も細かく肉屋さんにオーダーしました。このときは特別経費を出してもらいましたね。もちろん、常に食材は余さずスタッフでいただきます」
入念に準備を行っていても、トラブルに直面したことはあった。
「宅配便でタラを1尾、テレビ局に送ってもらったものの、広い局内で行方不明になってしまったことが。なかなか見つからず、みんなで局中を大捜索しました。なんとか業者と連絡がつき、伝票番号を教えてもらって無事に戻ってきたときはホッとしましたね。おから煮を作るのに、おからを持参するのを忘れてしまったときは、スタッフ総動員でスーパーに探しに行ってもらったんです(笑)」
こうした積み重ねを経て、ようやく放送を迎える。以前は、途中でカメラを止めず、生放送のように“1本録り”をしていたため、より緊張感があったという。
「ほとんどカメラを止めるような失敗はありません。アジをおろすとき、ヒレの棘が刺さって血が出てしまったときくらいでしょうか。指に傷があったので、メークで目立たなくしました(笑)」