くらし情報『患者急増に医師が警鐘「オミクロンの後遺症はデルタより深刻」』

2022年4月7日 06:00

患者急増に医師が警鐘「オミクロンの後遺症はデルタより深刻」

デルタ株までの国内での感染者数は累計約170万人。その後オミクロン株に置き換わってから、感染者は約480万人も激増している。いかにオミクロン株の感染力が強いかがわかる。

海外の研究機関の論文では、新型コロナの後遺症は、感染者の10~30%が罹患するというデータも。

「これまで国内で約650万人が感染していますから、少なくとも現時点で、65万人の日本人に後遺症が出ている可能性があります。そのうち約50万人が、オミクロン株の後遺症になっていると考えると、かなり多くの人たちが、社会生活に支障をきたしているといえるでしょう」(平畑院長)

後遺症は一度よくなっても、ぶり返すことがある。そのため、完治したかどうかの判断が極めて難しく、後遺症と一生付き合うリスクもあるそうだ。

「後遺症については、社会的に周知されていないのが現状です。
人生に与える悪影響は、コロナ感染そのものより、後遺症のほうが大きくなることが十分にありえます。後遺症で以前までの日常生活が送れなくなることもある。そういう現実をもっと知ってもらいたいです」(平畑院長)

■ワクチン接種が後遺症の予防にもつながる

3回目ワクチンの接種率が全体で約4割となかなか伸びないなか、長崎大学を中心とする研究チームが、3回目接種による発症予防効果に関する注目すべき報告を行った(3月25日)。

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