2022年4月27日 11:00
月4500円増も…光熱費が高騰している今「テレビとおさらば」を
「電気代やガス代が1年でもっとも高くなる冬を、節電でなんとか乗りきったと思ったら、さらなる光熱費の値上げ……。節約するすべはまだ残っているのでしょうか」
そう嘆くのは、東京都在住の50代の主婦だ。
光熱費の値上げが止まらない。総務省「家計調査」によると、昨年4月の2人以上世帯の光熱費は電気代1万696円、ガス代5,674円で合わせて1万6,370円だった。
今年4月の東京都の電気代、ガス代の一般的な家庭の使用料金である“標準価格”は、昨年同月比のそれぞれ1.28倍、1.26倍に上昇。2人以上の世帯なら、昨年4月より光熱費が4,470円も跳ね上がる計算だ。
家庭の省エネエキスパート検定資格を持つファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんが解説する。
「原油と天然ガスの価格が高騰しているなか、ロシアのウクライナ侵攻が原油価格を一段と押し上げました。
さらに3月16日の地震で福島県にある火力発電所が被災し停止。そのうえ、すべての輸入品価格が上昇する円安傾向で、燃料価格も上がっていく……。電気代とガス代が安くなるようなニュースは見当たりません」
家計を守るためには、やはり節電しかない。