懐かしの不倫ドラマ『金曜日の妻たちへ』主婦の心掴んだ“絶妙すぎた”放送時間
『金曜日の妻たちへ』で久子を演じたいしだあゆみ
住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、毎週ドキドキしながら見たドラマ話。活躍する同世代の女性と一緒に、“’80年代”を振り返ってみましょうーー。
■妻たちの暮らしぶりが“現実的な憧れ”に
「“金妻”の愛称でおなじみの『金曜日の妻たちへ』(’83~’85年・TBS系)は、第3作までシリーズ化されました。古谷一行さんやいしだあゆみさん、篠ひろ子さんなど、おなじみのキャストが複数のシリーズに出演しましたが、3作とも異なる設定だったので、それぞれの役柄が楽しめたものです。そして、ストーリーは違えど、3作に共通するテーマだったのが『不倫』。その印象が強烈だったからか、古谷一行さんは後にドラマ版『失楽園』(’97年・日本テレビ系)でも主演されました」
そう話すのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(54)。
ドロドロした不倫などのきわどいテーマは、昼どきのメロドラマで扱われることが多かった時代。朝、家族を送り出し、洗濯を終え、昼食後のひとときに、主婦がこっそり楽しむのが定番だった。
「そのなかで“金妻”は、金曜日の夜10時からの放送。当時、日本はバブル経済の頂点へと向かうさなかで、サラリーマン夫たちは毎晩のように飲み歩いていました。しかも週休2日制が定着し始めたころで、“花金”と呼ばれた金曜日は、遅くまで飲める特別な日。そんな絶妙な時間に放送されたので、子どもたちを子ども部屋に追いやった主婦が、夫にも邪魔されることなく、ドラマの世界に入り込めたのかもしれません。“金曜日の夜は家の電話に誰も出ない”という現象も話題となりました」
舞台となったのは、都心から少し離れた、東急田園都市線や小田急線沿線の新興住宅地。これがドラマにリアリティを与えた一つの要因だという。
「’70年代は団地ブームでしたが、’80年代に入ると一戸建てのマイホームが人気となりました。好景気に支えられ、郊外であれば、なんとか手が届く家庭が増えたのです。
ドラマの中での、週末は庭でバーベキューをするような暮らしぶりが、現実的な憧れとして捉えられたのだと思います」
脚本を『男女7人夏物語』(’86年・TBS系)などの鎌田敏夫さんが手がけていたのもポイント。
「小林明子さんの『恋におちて-Fall in love-』(’85年)が主題歌だった第3作には、バリキャリ女性役のいしだあゆみさんが、突然、自宅に来てしまった元カレ(古谷一行)に『ここから先(寝室)は地獄よ』と迫り、葛藤させるシーンがありました。人間の弱さまですくい取る丁寧な心情描写が、視聴者の心に響いたのでしょう」
【PROFILE】
牛窪恵
’68年、東京都生まれ。世代・トレンド評論家でマーケティングライターとして『ホンマでっか!?TV』フジテレビ系)など多数の番組で活躍
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