2022年5月13日 15:50
最大2万円相当! 東京都が電気代高騰を受け補助制度を開始
電気代の高騰が止まらない。6月は、5月から60円上がって8,565円に。’21年1月の6,317円と比べると、1年半で月2,000円以上もの値上がりだ(東京電力・平均モデル)。そんな高騰する電気代への対策について、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。
■各地方でキャンペーン続々。いっぽう国は……
高騰は今後も続きそうなので、電気代がかさむ夏本番を前に、節電を考えたいところ。なかでも効果が高いのが、古い家電製品を省エネ性能の高い新しいものに買い替えることでしょう。
たとえば冷蔵庫だと、15年前のものを’21年モデルに買い替えると年間4,023円、10年前のものだと年間2,970円の電気代が節約できます(’22年1月・エネチェンジ)。
とはいえ家電は高く、なかなか思い切れませんが、買い替えに補助金を出す自治体があります。
代表的なものは東京都の「家庭のゼロエミッション行動推進事業(東京ゼロエミポイント)」です。古いエアコン、冷蔵庫、給湯器を、都の省エネ性能基準を満たすものに買い替えた東京都民に、東京ゼロエミポイントを付与します。
ポイント数は買い替えたものによって決まりますが、もっとも大きいものは501リットル以上の大型冷蔵庫で、2万1,000円相当のポイントがもらえます。