【4回目接種】対象はどんな人?高血圧、BMI30以上は60歳未満でも検討を
そのため4回目接種の対象は、重症化リスクの高い、60歳以上や基礎疾患を持つ人に限ることとなったのです」
ファイザー社の報告によると、60歳以上の高齢者では3回目接種までしか受けていない人に比べ、重症化する確率を4分の1に抑えることができるという。
■59歳以下でも基礎疾患があれば接種を
今回のワクチン接種、「基礎疾患持ちではないし受けなくていいや」と思っている人も多いだろう。しかし、実は自分で認識していなくても、基礎疾患や重症化リスクがあり、医師によって接種が認められる場合もあるという。
「過去に健康診断で、病院への受診を勧められたにもかかわらず放置している人は、一度医師の診察を受けるとよいでしょう。医師の診断を受けていないだけで、基礎疾患に該当する可能性があります」
そう語るのは、ナビタスクリニック理事長の久住英二さん。
さらに、基礎疾患というと、糖尿病や心不全など重い病気ばかりを想像しがちだが、高血圧や大きないびきを特徴とする睡眠時無呼吸症候群も含まれている。また、BMIが30以上の肥満の人も、4回目接種の対象だ。
4回目接種は、自治体によって接種券の配布方法が異なる。