有森也実 引っ込み思案からのモデルデビュー!きっかけ生んだ母の手作り服
「写真と履歴書を送ると、一次審査に来てくださいと連絡があり、当時、新橋にあった婦人画報社に行ったのですが、キレイなお姉さんばかりで、気後れしました」
しばらくすると「読者が登場するページを作るから」と連絡が。
「ふだんの姿と、プロのスタイリストやヘアメークの手の入った姿を比べる、ビフォーアフターのような企画。私はふだんの姿として、母の作ってくれたツーピースに茶色のサンダルを合わせたのですが、それがけっこうダサかったみたいで。企画的には成功したんじゃないでしょうか(笑)」
これを機に専属モデルとなり、モデル事務所にも所属。高校入学後には、振り袖のカタログモデルなどの仕事も入るようになった。
「初めて出演したテレビCMは『タケダ漢方便秘薬』。結婚式場の『平安閣』のモデルのお仕事もあり、16歳くらいでウエディングドレスを着たりもしました。でもけっしてモデル向きの体形ではなかったから、事務所は芸能のお仕事を多く入れてくれるようになったんです」
テレビドラマで女優として活動を始め、’86年には『星空のむこうの国』で映画デビュー。
同年8月公開の『キネマの天地』でもヒロイン役に挑戦した。