2022年5月21日 06:00
伝説のお笑い講師語る“痛みで笑いとるバラエティ”の問題点「イジメの構図そのもの」
当時、本多氏は怒りのあまり関西テレビの編成に連絡を入れたという。
「手加減のわからない素人に本気で芸人を殴らせるなんて、“やってはいけないこと”のレベルがわかっていないにも程があります。電話で『素人にビンタさせる企画を知っていたのか?』と編成に問いただしました。返事次第では訴訟を起こすことも想定していました。
すると調査の結果、編成が知らされていた企画と制作サイドが実際に行った企画が全く違っていたとわかったんです。編成も番組を見て驚いていました。このように、制作現場とテレビ局の編成との連携がうまく機能してない事例もありました。あわや大惨事なのに……。本当に怖いなと思いました」
■「怖くてやりたくないことは、仕事でもせんでええからな」
また本多氏は「かまいたちの2人が、大阪でロケ番組を中心に頑張っていた頃だと思うのですが……」と、3つ目の事例についてこう語った。
「ある番組で濱家隆一君(38)が事前に聞かされることなく、突然バンジージャンプをしなくてはならない状況になったそうです。でも、彼は極度の高所恐怖症。3時間、4時間経っても飛ぶことができず、日没で収録が不可能になってしまったといいます。