くらし情報『下降気味だった松田聖子の人気に再び火をつけた名曲『夏の扉』』

2022年6月5日 06:00

下降気味だった松田聖子の人気に再び火をつけた名曲『夏の扉』

“聖子ちゃんブームも、峠を越えたか”と、人気のかげりまでささやかれ始めましたが、そんな評価を払拭したのが『夏の扉』です」

前作に続き、作詞は『青い珊瑚礁』(’80年)も手がけた三浦徳子で、作曲は「チューリップ」リーダーの財津和夫。

「吉川晃司さん、河合奈保子さん、中山美穂さんらの曲や、『SWEET MEMORIES』(’83年)など聖子ちゃんのヒット曲も多く担当した、大村雅朗さんがアレンジしています。この豪華メンバーが生み出した、いかにも“はい、これからお待ちかねのアイドルが出てきますよ”という気持ちにさせる、シンセサイザーで始まるイントロが特徴的で、一気に心がつかまれました。透明感のある聖子ちゃんの歌声ともマッチしており“やっぱり聖子ちゃんはスゴイ”と、再認識されたのです」

曲の冒頭、歌詞に合わせ、髪にハサミを入れるような振付も、印象的だった。

「いわゆる“聖子ちゃんカット”は、聖子ちゃんが東京・四谷のヘアサロンと相談を重ね、“最先端”と“アイドルらしさ”を追求して作り上げたものだともいわれています。また、かなりのこだわりを持っていたため、当時は髪形を変えることを悩んだとも。ところが『夏の扉』を発表した翌年、聖子ちゃんカットと別れを告げて髪を切り、また新たな話題に。

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