2022年6月8日 11:00
人生100年時代に知りたい…専門家に聞いた高齢者でも働ける仕事は?
【中編】保育施設に、コールセンター…実際に働く人が語る「シニアの仕事」から続く
「超高齢社会の日本は、年金財政が悪化の一途をたどっています。60歳定年で65歳まで再雇用するシステムの会社は多いのですが、『65歳以降も働き続けたい、働き続けなければいけない』と考える人は多いのではないでしょうか」
こう語るのは、キャリア・アドバイザーの上田信一郎さん。人生100年時代、65歳以降の夫婦2人で暮らす歳月が「30年ある」ことを前提に生活設計する必要があるという。
そこで本誌は専門家の取材をもとに、65歳以降でも働き続けやすく、高齢でも採用されやすい仕事を紹介する。
■採用されやすいが激務の可能性も
<清掃員>
「あまり専門的知識は求められず、シニアや未経験者が活躍する一方、体力や健康が重視されます」(シニアジョブの中島康恵社長)。早朝や夜間の仕事もあるが、フルタイム勤務は逆に少ない傾向
■自分で仕事を見つけ出す
<マンションの管理人>
「シニアに人気ですが求人は少ない。仕事内容も自分から率先して動く積極性が必要」(中島社長)。人件費削減などで「夫婦住み込み型」は減り「数件の掛け持ち」