2022年6月12日 06:00
伊藤つかさ語る金八先生の思い出「沖田浩之くんはすごく大人な雰囲気」
どちらの番組も夜の生放送だったので、労働基準法(15歳未満の20時以降の労働を認めない)を理由に、両方ともVTR出演にしてもらったんです」
それでも仕事は順調そのもの。憧れだったミュージカルの仕事も舞い込んできた。
「初舞台となったのは『ふしぎの国のアリス』。リズム感もないし、体も硬いし、どうしようって思っていたんですが、演出家の竹邑類さんが一から教えてくださって。共演者には、大ベテランの淡谷のり子さんもいらっしゃったんです。怖いイメージを持っていて“絶対に怒られる”と覚悟していたんですが、いつも楽屋で若いときのお話や、『私はスタイルがいいの』と脚を見せてくださったり、すごくかわいいイメージの方でした」
恥ずかしがり屋で、人見知りの少女だった伊藤さんが、歌手デビュー、夢のミュージカル出演まで果たす--、その大きなきっかけを与えてくれたのは、やはり『金八先生』だといえるだろう。
「第2シリーズの“同級生”たちとは、LINEグループでつながっていて、桜の咲く季節に、卒業生のやっているお店で同窓会をしていたんです。先生(武田鉄矢)や脚本家の小山内美江子先生がいらっしゃったこともあるんですよ。