2022年6月17日 11:00
芦田愛菜 文化祭でベニヤ板にペンキ塗り「青春してるな!」
(撮影:島津美紗)
「主人公のうららの姿を通して、自分が好きなものはもっと自信を持って好きと言っていいし、自分のことをもっと認めてあげてもいいのかもしれないと励まされました。私自身も、自分の発言が人に誤解されていないかと気にしてしまって、家に帰って一人反省会をすることもあるので(笑)」
そう話すのは、6月17日公開の映画『メタモルフォーゼの縁側』で、引っ込み思案で周囲になじめない高校生・佐山うららを演じた芦田愛菜(17)。
大好きなBL(ボーイズラブ)漫画を通じて75歳の老婦人・市野井雪(宮本信子)と友情を育むうららに自身を重ね、「自分もこの作品に温かく包み込まれているような気がした」と語る。
「宮本さんとの共演は10年ぶり。最初は緊張もありましたが、撮影初日に、宮本さんから『頼んだわよ』と声をかけてくださって、その言葉がすごくうれしかったです。私の勝手な解釈ですけど、うららが雪さんに認めてもらえたのと同じような気持ちにしてくださったのかなあって思います」(芦田・以下同)
雪の家の縁側で漫画愛を語り合う日々のなか、自分で漫画を描くという夢を抱き、ある挑戦を決意するうらら。芦田自身、何かに挑戦するときは慎重なタイプだという。