2022年7月6日 11:00
葛城ユキさん 死期悟り自ら救急車呼んで段取りを…友人歌手が絶賛する理想の最期
どうしてもステージに立つために頑張っているんだ』とよく口にされていました。
ユキさんは最後のコンサートでは、お世話になった方々に『お体を大事にしてくださいね』って言葉も残されていたそうです。私は『いつまでもその声で歌ってね!』と言われました。『これからもユキさんの代わりに歌うからね』と返したら『ありがとう!』って……」
■「自分の人生に悔いはない。幸せでした」
コンサートは昼と夜の2部制で、葛城さんは体調を考慮して当初昼の部にだけ参加する予定だった。だが、「もう一度ステージに上がりたい」と急きょ夜の部にも登場し、トークコーナーだけ参加した。
「そのとき『自分の人生に悔いはない。幸せでした!』と言い切ってくれたんです。
その言葉に、周りは本当に救われましたね。ユキさんは、ステージではロックをガンガン歌うカッコいい女性でした。いっぽう、楽屋では別人。いつでも優しくてチャーミングな方でした」(桑江)
同じく友人の石井明美(56)も、こんなエピソードを明かす。
「『足は開いていないほうが絶対に格好いいから』と、ステージの立ち方など、プロとしてあるべき姿をよく教えていただきました。一方で、ユキさんはみんなと共演するとき、朝早くに起きて、おすしを振る舞ってくれたんです。