2022年7月24日 06:00
島谷ひとみ「このままじゃ帰れない!」国仲涼子と励ましあった“どん底”デビュー前
まだ幼いから、その気になっちゃいますよね」
歌を聴くのも大好きで『歌のトップテン』(’86~’90年・日本テレビ系)は欠かさず見ていた。
「小学生時代は、フリフリの衣装がかわいかったWinkの『淋しい熱帯魚』(’89年)や、光GENJIの『パラダイス銀河』(’88年)といったアイドルソングが大好きで、家族で出かけるときは、姉が録音してくれた歌番組のカセットテープを車の中でずっと流していました」
小学校高学年になると音楽の趣味が広がっていった。
「いとこのお兄ちゃんの家に遊びに行ったとき『どれでも好きなCDを持っていっていいよ』と言われて手に取ったのが、ドリームズ・カム・トゥルーの『The Swinging Star』(’92年)。メロディはもちろんのこと、ソウルフルな吉田美和さんの歌声に衝撃を受けました」
広瀬香美の『ロマンスの神様』(’93年)、『ゲレンデがとけるほど恋したい』(’95年)を知ったのも、ちょうどこの時期。「きっかけは、アルペンのCMだったと思います。“調律されたピアノを弾いているように、正確に歌う人だな”というのが、最初の印象」
ずっと“歌手になりたい”と思っていたが、高校生にもなると、“現実的に無理だ”という思いもーー。