ガーシー氏 国会欠席、女性YouTuberのキス動画暴露で非難轟々…政治家転身で“めくられる側”に転落の誤算
(写真:時事通信・NHK党提供)
8月3日召集の臨時国会を欠席したNHK党の“ガーシー”こと東谷義和議員(50)。同日の臨時国会が初登院となるはずだったが、姿を現さなかったため物議を醸している。
「滞在先のドバイからオンラインで選挙活動を行ったガーシー氏ですが、当選直後から帰国しない意向を示していました。帰国しない理由について、同党の立花孝志党首は“ガーシーが警察から詐欺容疑などで不当逮捕されることを恐れている”などと説明していました」(全国紙記者)
臨時国会の召集日が近づくにつれて、帰国しない見込みが濃厚となったガーシー氏。立花党首は7月29日の記者会見で、ガーシー氏の海外渡航届と臨時国会の欠席届を提出したことを明らかにした。
しかしながら、参院議院運営委員会の理事会は2日、全会一致でガーシー氏の海外渡航届を承認しないことを決定。報道によると、ガーシー氏は渡航理由として「政治経済事情調査」と挙げたとのこと。しかし、理事会からは「届けに帰国日が記載されていない」「納得がいく理由がない」と、説明不足を指摘されたという。
この決定を受けて、ガーシー氏は臨時国会を欠席した同日にInstagramを更新。理事会による決定に対して、こう息巻いたのだ。
《お前らに参議院議員にしてもらった訳でもないのに偉そーにすなオレの議員としての存続を決めれるのは、票を入れてくれた支持者だけや居眠りこいてるジジイやゴルフや飲み過ぎで議会欠席してるジジイ、パパ活不倫してる奴らに言われる筋合いはない》
さらに、《ジタバタせんとオレの攻撃を待っとけ、な?政界に嵐を吹き込んだるから。当選された皆様初登院おめでとうございます!いつかオレが初登院したあかつきには、クラッカー鳴らす用意しとってくださいw》とも“挑発”したのだ。
強気な姿勢を緩めることのないガーシー氏だが、当選直後に行った“暴露”が波紋を広げている。
ガーシー氏は7月27日に、人気YouTuber「東海オンエア」のてつやが、女性YouTuberのきりたんぽにキスする動画をInstagramのストーリーズ機能で公開。だが、そのことによって、きりたんぽがYouTuber活動を休止する事態に追い込まれたのだ。「きりたんぽさんは8月2日にYouTubeチャンネルを更新し、キス動画について『4年以上前のものになります』と釈明した上で謝罪しました。
ですが、動画の影響で殺害予告や誹謗中傷が寄せられていることも告白。精神的に参ってしまい、突発性難聴を発症したことを明かしたのです」(芸能関係者)
■“めくる側”から“めくられる側”に変わる風向き
YouTuberのキス動画を公開した際も、《YouTuberたちへオレにあまりかまうなかまわなければ攻撃されないわかるよな??》と威圧的なメッセージを添えていたガーシー氏。
“暴露系YouTuber”として世に出た時と変わらぬ振る舞いを続けているが、政治家になったことで風向きに思わぬ変化が生じているという。
「“芸能界と繋がりがある”と自負するガーシーさんは、『死なばもろとも』と捨て身の覚悟で多くの芸能人の私生活を晒してきました。その姿が、“芸能界の闇を暴くダークヒーロー”的存在として支持を得ていたのです。
しかし、7月の参院選で初当選し、いまや公人の立場。今回のYouTuberのキス動画のように、法にも触れていない一個人の私生活を政治家が暴露することに公益性は見出せません。さらに、政治家であるガーシーさんの行動が女性YouTuberを精神的に追い詰めたことに対して、“民間人への個人攻撃”などと批判が殺到しています。
『めくるからな』が口癖のガーシーさんは、“政界もめくる”と意気込んでいました。しかし、自らが波紋を呼ぶ行動を起こしているため、今後はガーシーさんが“めくられる”側になるのではないでしょうか」(前出・芸能関係者)
“めくる側”だったガーシー氏だが、これからは“めくられる側”に。この“誤算”を挽回できることができるのか。