2022年8月8日 11:00
広島「原爆の日」式典荒らす恒例デモに批判殺到…「安倍は殺されて当然」の過激主張も
(写真:アフロ)
8月6日、広島に原爆が投下されて77年目の「原爆の日」を迎えた。同日、広島市の平和記念公園で開かれた平和記念式典には、被爆者や遺族をはじめ岸田文雄首相(65)や海外の代表者ら約2800人が参列した。
だが、原爆で亡くなった人々に鎮魂を捧げる日に、すぐ近くで行われたデモの“過激な内容”が物議を醸している。
産経新聞によると、反戦・反核を訴える団体が平和記念公園で、若者から高齢者まで200人以上が集まるデモ集会を開催。「人間の鎖」ともいえる人垣のなかから、男性がマイクで「安倍(晋三元首相)は殺されて当然だ!」と叫んでいたという。他にも、「国民の戦争動員への道アベの国葬反対!」と書かれたカードを、若者たちが掲げる姿もあったと報じられている。
原爆投下時刻である8時15分に行われた黙祷の際は、沈黙していたというが、黙祷後はデモ行進を開始。岸田首相の挨拶中にも、大きな声で「岸田は帰れ」などと連呼したという。
このデモの主催者は、労働組合などで構成される「8・6ヒロシマ大行動実行委員会」。同委員会は岸田政権に対して、憲法改正や核ミサイル配備などの反対を訴えており、公式サイト上でも次のように批判している。