2022年8月16日 06:00
オミクロンでも発生…コロナ後遺症で認知症状態に「娘から何度も同じ話してるよって」
コロナ後遺症で脱毛症状に苦しむ人も(写真:PIXTA)
コロナ感染が拡大するにつれ、後遺症を患う人が増えている。家事すらできないほどの倦怠感や、認知症のような記憶障害に悩む人も。それでもコロナは風邪といえますか?
8月3日、新型コロナの1日の感染者数が全国で24万人を超え、過去最多を記録した。
そんななか、日本感染症学会など4学会は8月2日「オミクロン株は多くの場合、“風邪”のようなもの。医療逼迫を避けるため、リスクの低い人は受診を控えるように」と呼びかけ物議を醸している。
本当に、オミクロン株は“風邪のようなもの”なのだろうかーー。
「風邪なんて言われると、本当に憤りを感じます。私はオミクロン株に感染して約4カ月たちますが、いまだにスーパーに買い物にも行けないほど倦怠感が続いています」
そう語るのは、愛知県在住の安田智恵さん(仮名・59)。
安田さんは今年3月末にコロナに罹患。38度を超える高熱や、喉の痛み、強烈な体の痛みなどが1週間ほど続いた。その後、検査で陰性になってからも次のような後遺症で苦しんでいる。
「コロナ罹患中から、後鼻漏といって、常に鼻の奥から喉に鼻水が流れ込む症状に悩まされていました。