2022年8月20日 06:00
不良の溜まり場「ゲームセンター」から解放されて「ゲーム」は日本が誇るカルチャーになった
83年に発売されたファミリーコンピューター
住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、夢中で遊んだゲームの話。活躍する同世代の女性と一緒に、“’80年代”を振り返ってみましょう--。
「電子ゲームのニーズが高まった’70年代後半、ゲームセンターや喫茶店で“インベーダーゲーム”が流行し、『コロコロコミック』(小学館)では『ゲームセンターあらし』が連載開始。’80年には携帯型液晶ゲーム機『ゲーム&ウオッチ』が発売されて人気商品となりましたが、画質やスペックなど、最先端を走っていたのは、やはりアーケードゲームでした」
そう話すのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(54)。
こうした本格的なゲームを楽しむにはゲームセンターに行かなければならなかったが、当時は不良のたまり場というイメージも強く、足を運べない人もいた。
「それが、’83年の任天堂のファミコン(ファミリーコンピュータ)の発売によって、家庭でアーケード版に近づくレベルのゲームがプレーできるようになり、ゲーム人口が一気に広がりました」
本体価格が1万4800円と控えめだったことも大きい。