くらし情報『政治家の常套句のウラに潜む本音「丁寧に説明」は「丁寧にはぐらかす」』

2022年9月30日 11:00

政治家の常套句のウラに潜む本音「丁寧に説明」は「丁寧にはぐらかす」

さらに驚くべき弁明をしたのが、木原誠二官房副長官だ。自民党による自主点検では報告せずに、後になって旧統一教会の関連団体が主催するイベントに参加していたことが指摘され……。「記憶が呼び覚まされた」とまさかの珍回答。

「これは〈バレてしまったら仕方がない。思い出したことにしておこう〉です(笑)」

このような不誠実極まりないフレーズは山ほどある。そこで、よく耳にする永田町用語の本当の意味をA氏に解説してもらった。

〈極めて遺憾であります〉→〈一応、怒っているってことで〉

「人ごとのように怒っているふうに見せるときに使います。ハッキリとあなたは悪い、許せないと言い切るのは怖いので、わざとオブラートに包んだ表現をするのです」

〈速やかに行います〉→〈そのうちやります、たぶん〉

「これらは当たらずも遠からず、でも核心に触れたくないときによく使われる用語ですね」

〈お答えは差し控えさせていただきます〉→〈ホントは知ってるけど、しゃべると突っ込まれるから絶対に言わない〉
〈ご指摘を受け止め、検討します〉→〈今、この場では答えられないので、とりあえず次の機会に。
そのうち忘れてくれるでしょ〉

「政治家は、基本的に責任が問われるような質問には直接答えることはしません。

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