2022年10月8日 06:00
坂東彌十郎語る「鎌倉殿の13人」舞台裏 抱擁シーンを見た妻が「りくにメロメロね」と
「鎌倉殿の13人」で北条時政を演じる坂東彌十郎(写真:アフロ)
クライマックスへ向け、ますます注目が集まる『鎌倉殿の13人』。ユニークなキャラでドラマを盛り上げる“北条家の父”が、ドラマのヒットと自身のハマり役の舞台裏を明かす。
「ドラマを見ている家族からは『ふだんと変わりないじゃない』なんて言われてます。『ああ見えて、俺はちゃんと芝居してんだよ!』と言い返してますけどね」
こう笑うのはクライマックスに向け盛り上がるNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で小栗旬(39)演じる主人公・北条義時の父、北条時政を好演中の坂東彌十郎(66)。
戦前、映画でも人気を博した歌舞伎俳優・坂東好太郎(享年70)の三男。‘73年、歌舞伎座『奴道成寺』で初舞台を踏んで以降、およそ半世紀にわたって敵役から老け役まで幅広い役柄を演じてきた大ベテランだ。
だが今日のように、お茶の間に名前と顔が広く浸透したのはおそらく初めてのこと。
「数年前に、三谷幸喜さん作・演出の歌舞伎(三谷かぶき『月光露針路日本 風雲児たち』)に出演させていただいて。
そのとき彼に聞かれたんです。『映像作品に出る気はないんですか?』と。