2022年10月20日 16:03
100万円で販売された証紙なしの「加賀染着物」が波紋…“ペラペラ”批判に会社は「妥当な値段」と反論
100万円で販売されていた加賀染め着物
世界からも注目される日本の民族使用「着物」。しかし今、ある着物を巡って、波紋が広がっている。
発端となったのは、東京・秋葉原に関する情報を発信しているブログサイト「秋葉原PLUS」のTwitterアカウントによる10月16日の投稿。
《UDXの下で100万円のお着物売ってたー!禰豆子ーー!(和)》という文章とともに、秋葉原の路上で、桃色の着物を販売している様子がおさめられた写真が。桃色の着物は漫画『鬼滅の刃』の竈門禰豆子が着ていたものも思わせる。実際にその着物を着用した女性の写真もあった。
しかし、女性の手には「秋葉ファンの願いを叶える」という言葉とともに「限定 100万円+税」と書かれたプレートが。どうやら、この着物は100万円もの値段が付けられているようだ。
別の画像では、着物に関しての説明書きも紹介されており、「加賀染めを未来に繋ぐプロジェクト」と大きく書いた上で、こう続いている。
「石川県の加賀地方で染めた『加賀染め』。今回お仕立てした着物は、加賀地方に伝わる伝統技法である板場友禅(型紙を用いた染色手法)を使い、歴史ある板場にて2色刷りの加賀染めとしてこしらえたものです」