2022年11月14日 20:12
ケイト・ウィンスレット 光熱費高騰で命の危機に瀕した女の子に約280万円を寄付
今年5月のカンヌ国際映画祭でのケイト・ウィンスレット(写真:REX/アフロ)
世界的なエネルギー価格の高騰はインフレを引き起こすのみならず、より直接的に人命を危機にさらしている。
スコットランド・ティルコルトリーに住むフレイヤ・ハンターさんは、重度の脳性麻痺を抱える12歳の女の子だ。発語はなく、目も見えない。常に酸素吸入器を着け、母親のキャロリンさんによる24時間の自宅看護を受けている。
キャロリンさんがBBCに語ったところによると、フレイヤさんのバイタルモニターや痰の吸入器、酸素吸入器など彼女の命を繋ぐ器機を稼働させるための電力を含めると、年間の光熱費はこれまで6500ポンド(約107万円)ほどだったという。しかし、この額が来年には17000ポンド(約281万円)にまで上がる可能性があるとの通知が役所からもたらされた。
娘の部屋を暖めるために他の居室の暖房を切り、他の家族のための買い物は極限まで控えて節約に努めているが、「今の状況には、とても耐えられません。必要な燃料代をどう支払うか、そのことばかり考えています。
フレイヤには集中治療室と同レベルのケアが必要なのです」と、キャロリンさんはBBCの取材に対して窮状を訴えている。