2022年12月12日 19:31
“ガス抜き”か“ガチンコ”か…高市早苗氏「増税反対ツイッター」に疑念の声
政治部記者はこう指摘する。
「国民の反対が多い法案や政策について、所属議員に反対意見を言うだけ言わせて、結局、大きな混乱なく成立するというのは自民党のお家芸みたいなもの。“移民法”といわれ保守層から不人気だった2018年の入管法改正のときも、複数の自民党議員が反対や慎重意見を表明していましたが、いざ採決となると1人の造反も出ずに成立しました。消費税増税に関しても、反対意見を述べる自民党議員はたくさんいましたが、滞りなく増税されてきた。増税直前の2019年の参院選挙で、消費税増税反対を掲げて戦った自民党議員もいましたが、今も党内の要職についていますよ」
結局のところ、高市氏の発言も“ガス抜き”に過ぎないという見方もうなずけるが……。
「閣僚の発言は重いですから、場合によっては更迭されてもおかしくはない。そして入閣後に、『(入閣は)つらい気持ちで一杯』と明言したように、高市氏は当初から岸田首相と距離をとろうとする姿勢は明確でした。ポスト岸田に向けて、支持率が低迷する岸田政権とともに沈みたくはないという気持ちの表れではないでしょうか」(同前・政治部記者)
はたして“ガチンコ”か“ガス抜き”か……。
「防衛増税」の内容が具体的に決まるときの高市氏の対応で、答えあわせができそうだ。
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