くらし情報『障害児キッズモデル「僕たちから目をそむけないで!」華ひらく社長・内木美樹さん』

2022年12月18日 06:00

障害児キッズモデル「僕たちから目をそむけないで!」華ひらく社長・内木美樹さん

そうか、若い世代の両親たちは、“もう障害を隠す時代ではない”と思っていて、“ありのままの姿を知ってほしい”と前に歩み出しているんだと、私も逆に勇気をもらうんです」

千葉県茂原市在住の渡邊愛さん(43)は、家族会議を開いて、ADHDと軽度知的障害のあるやまと君(7)のモデル登録をした。

「最後は、やまと自身の、『僕、モデルをやりたい!』のひと言が決め手でした。もともと天真らんまんな子なんです。障害があっても、こんなに楽しく過ごしていることを伝えたかったし、表に出ることで何かあっても、私たち両親が盾になるとの覚悟もできました」
■障害者雇用に積極的に取り組んでいる企業の広告に、障害児キッズモデルが登場、大評判に

キッズモデルの確保に手応えを感じた内木さんは、同時に企業側へのアプローチを始めた。

「飛込み営業で、まずは世間的にSDGsに力を入れている会社などに連絡しましたが、ほとんどが『前例がありません』『障害者を利用してお金もうけをしているとのクレームにつながりかねない』というお返事でした。

そこで、よし、外堀から埋めようと思うんです。社会のほうから“日本にだって障害のあるキッズモデルがいてもいいよね”というウエーブを作ろうと。

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