くらし情報『さまざまな障害のある子供たちのモデル事業を行う「華ひらく」社長・内木美樹さん』

2022年12月18日 06:00

さまざまな障害のある子供たちのモデル事業を行う「華ひらく」社長・内木美樹さん

障害につきまとう、暗かったり、マイナスのイメージを変えたいんです」

そう話すのは、この写真展を主催した、障害のある子供たちのモデル事業などを手がける「華ひらく」(東京都新宿区)社長の内木美樹さん(40)。

■結婚、起業……穏やかな生活は、授かった長男が2歳になる直前、保育士のひと言で一変

「普通にわがまま(笑)、よくいえば活発な女の子でした」

’82年12月4日、横浜市に生まれた内木さん。

「航空会社勤務の父、専業主婦の母、3つ上の兄の4人家族。地元で小中高と公立校に進み、ずっと陸上部に所属していました」

そんな、「ごく普通の生活」が中学1年のときに突然、断たれる。

「母が膵臓がんで急死。当たり前だった、学校から帰宅しての『おかえり』という笑顔を失い、深い絶望に陥ります。

その孤独や悲しみを12歳の私は抱えきれずにパニック障害を引き起こし、幸福な時期があるからつらいんだと自己防衛で忘れようとするうちに本当に記憶を失い、解離性障害と診断されました」
そんなとき、図書館で1冊の学習漫画と出合う。

「何げなく手にしたマザー・テレサの伝記を読んで、世界には、こんな不幸な私すら持っている家のない人や、ご飯さえ食べられない人たちがいることを知り、私も泣くばかりでなく、将来、マザーのように自分の体験を生かして何かできないかと、前を向けたんです」

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