2022年12月24日 06:00
市川團十郎 手つなぎ、闘病中のおそばデート…本誌が見た亡き妻・麻央さんとの夫婦愛
12年3月、自宅近くで散歩する2人を目撃。自宅から少し離れるとどちらともなく2人は手をつなぎ、公園で1時間ほど談笑し帰宅していた。当時團十郎は歌舞伎公演中だったが、午前の公演が休みだったこの日、生後8カ月の麗禾ちゃんを預けてつかの間の夫婦水入らずの時間を楽しんでいた。
その後13年3月に新之助が誕生し、幸せいっぱいの2人だったが、14年10月に麻央さんのがんが発覚。しばらく伏せられていたが、16年6月に團十郎は緊急記者会見で麻央さんが闘病中であることを明らかに。病を公表してから麻央さんは、闘病のかたわらブログで積極的に自身の病状について発信した。
闘病中も強い絆で結ばれていた。16年12月の大晦日、再入院先から一時帰宅していた麻央さんを連れて團十郎が向かったのは、都心にある人気のそば店。
駐車場から店に向かう道中、團十郎は麻央さんの身体を支えるように力強く手をつなぎながら歩いていた。当時、團十郎はブログで、この日のことをこう綴っている。
《私もなんか涙出て、2人でありがとうと涙(中略)2人で、年越しそばなんでもないことなのになんか連日、泣けるわ》
それか約半年後に息を引き取った麻央さん。