「無人島貸切」や「人間ドッグ」もふるさと納税で! 節約のプロが太鼓判の意外な返礼品
人間ドッグもふるさと納税で(写真:アフロ)
「ふるさと納税の返礼品には、ちょっと意外なものも結構あります。長崎県西海市の『無人島宿泊券』は大人2人で無人島貸し切りです。キャンプやアウトドアが好きな方にはたまらないでしょう。群馬県前橋市の『上毛電鉄運転体験ツアー』は本物の電車を運転できて、マニア垂涎の返礼品です」
そう話すのはふるさと納税に詳しい節約アドバイザーの和田由貴さんだ。ふるさと納税の返礼品は、レアな趣味などにもふところが広いようだ。
「多くのニーズがあるものとしては、人間ドックではないでしょうか。地域も病院も、検査項目も、あるいは、食事付きとか温泉付きとか、様々に選べます。特に中高年世代には、自分の体の総点検が必要でしょう」
東京都八王子市の脳ドック+人間ドックが寄付額13万円。
奈良県奈良市の人間ドックPETがん検診が20万円など、寄付額は比較的高くなるが、なにより自分のためになる返礼品かもしれない。2023年のふるさと納税予定を立てる際に、組み込んでみてはいかがだろうか。
「ふるさと納税はネット申込みが中心なのでハードルが高いという方のために、最近は実店舗もできています」
たとえば、東京都浅草の「ふるさと納税コンシェルジュ」や東京都新宿の「逢うふるさとチョイス」などだ。これらはふるさと納税サイトの実店舗で、ふるさと納税の方法や注目の返礼品を紹介してくれる。
「旅行などに出かけた先で、例えばお土産を買うなら、現金払いやクレジットカード払いのほかに『ふるさと納税で払う』という選択肢を設けている店も増えています。店舗型ふるさと納税『ふるさとズ』といって、茨城県つくばみらい市や千葉県茂原市、京都府京丹波町などで実施。その場で寄付して、返礼品をそのまま持ち帰ることができるので好評ですよ」
返礼品だけでなく、寄付の方法も進化を続けるふるさと納税。2023年も目が離せないことは確かなようだ。
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