2023年2月3日 06:00
永作博美 実家のイチゴ農園を再建していた!東日本大震災の風評被害で売上激減
前出の制作関係者は言う。
「永作さんが、めぐみを説得力あるキャラクターへと昇華できたのは、実は彼女自身も家業のピンチを救っていたことが影響しているのだと思います」
■東日本大震災から半年、行方市をPRする「なめがた大使」に
永作は4世帯が同居する茨城県内のイチゴ栽培農家に生まれた。
「祖父母の代で農園を広げ、地元では有数の規模だと聞いています。幼少期から家の手伝いをして家業の大変さは身に染みるほど知っているはずです。彼女は専門学校に通うため上京し、19歳のときにアイドルとしてデビューしました。テレビ番組で両親の家業を聞かれると『イチゴ農園』とは言わずに『ストロベリーファーム』と呼ぶなど家業へのこだわりがあったといいます」
そんな実家を襲った悲劇――。それが、’11年3月の東日本大震災だった。本誌も当時、永作の実家のピンチを報じている。
「被災地に近いというだけで農作物が放射性物質に汚染されているという風評被害に遭ったんです。その影響で売り上げは激減。イチゴ狩りも中止になりました。永作さんの実家は70メートルの巨大ハウスが並ぶような広大農園ですから、当時の被害額は莫大なものでした」