くらし情報『5年以上使用、椅子の脚で踏む、変色…は危険!火災を起こす「延長コード」の見分け方』

2023年2月10日 06:00

5年以上使用、椅子の脚で踏む、変色…は危険!火災を起こす「延長コード」の見分け方

(写真提供:製品評価技術基盤機構・NITE)

(写真提供:製品評価技術基盤機構・NITE)



「1月22日未明、兵庫県神戸市で起きた集合住宅の火災では、4人の死者を含む、8人の死傷者を出しました。出火原因は、延長コードの破損部分がショートし、火花が畳に燃え移ったものだとみられています」(全国紙記者)

どの家庭でも必ず利用している延長コード。しかし、経年劣化や誤った使用方法、手入れ不足により、発火し火事に発展するケースが、以前から報告されているのだ。

製品評価技術基盤機構(NITE)の製品安全広報課の宮川七重さんが語る。

「配線器具の発火事故は、’16年から’21年の6年間で250件が報告されています。ただしこれらは、消防や製造・輸入事業者から報告があったものに限られるため、あくまで氷山の一角。発火しても製品の破損だけで済み、個人的に処理されてしまったケースなどは相当数あるものと、推測されます」

気がかりなのは、報告件数の推移だ。’16年から徐々に減少し、’19年にはわずか23件にまで下がったものの、’20年以降、再び増加傾向に転じている。


「延長コードやOA用タップの販売数が、’17年を100とした場合、コロナ禍の’20年にはそれぞれ103、110と増えているように、コロナ禍でリモートワークなどが増えたことが要因の一つになっていると思います」

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