2023年2月25日 16:34
「演歌そのものが忘れられそうで怖い」徳永ゆうきが語る専業厳しい”演歌冬の時代”への危機感と展望
着物を着て、手をしなやかに動かしながら歌う演歌はやっぱり日本独自の文化ですよね」
■「演歌と若者の架け橋になりたい」
“冬の時代”とも言われる演歌界だが、徳永に諦める様子はない。
「歌手を辞めたいと思ったことは、一度もないんです。ありがたいことに10年活動するうちにファンの方が年々増えてきて、皆さんの反応をステージで見ていると僕も嬉しい気持ちになります。手拍子する姿や笑顔を見ると『やっぱり歌手っていいなぁ』って思います」
そして、様々なジャンルでの活動にもいずれ演歌に“還元”させたいという思いがあるようだ。
「昨年の音楽劇『歌妖曲~中川大志之丞変化~』で共演した中川大志さん(24)は『いいなぁ、トクちゃんの声』と、そして浅利陽介さん(35)も『やっぱトク、いいねぇ』と歌声を褒めてくださって。また『カムカムエヴリバディ』の撮影で歌を口ずさんでいたら、新川優愛さん(29)が喜んでくださいました。皆さん、こっちが逆に恥ずかしくなるくらい『いいなぁ、上手いなぁ』と言ってくれて(笑)。こういうことは演歌一本では経験できないことだなと思います。
それにお芝居にしろバラエティにしろ、色んな経験が何かしら歌に繋がるものだと思います。