くらし情報『戸田菜穂 今でも続く「親戚の集まりのような」ショムニ同窓会』

戸田菜穂 今でも続く「親戚の集まりのような」ショムニ同窓会

ハンコを押して』とお願いしました」

■にらみ合うシーンで江角マキコの美しさにうっとり

本人の予想に反し、戸田さんは全国大会まで駒を進めた。

「大阪の花博(国際花と緑の博覧会)が会場で、テレビ中継もされました。“モデル立ち”をしている人もいたけど、私は、ただ突っ立っているだけ。審査員のおすぎさんに『あなた、ちょっと暗いところがあるの、わかっているの』って言われたり(笑)。さすがにこれはダメだなとあきらめていたのですが、舞台裏で審査員の千葉真一さんに『今度、共演しましょうね』と言われて。まさかと思ったのですが、グランプリに選ばれました」

文系・理系の進路すら決めていなかった戸田さんが、いきなり芸能界に進むことになった。

「自分の立っている地面がガラガラと回って、違う世界に行ったような感覚。高校3年の夏休みから上京し、17歳でデビューしましたが、演技の勉強なんてまったくしていなかったから、リハーサル室でよく泣いていました」

ドラマ初主演作は、林真理子原作の『葡萄が目にしみる』(’91年・フジテレビ系)。


「『こんなダサいコ、見たことない!』と言われるほど、素人が撮影現場に紛れ込んだよう。

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