くらし情報『笛木優子 女優になるきっかけは『感情がパンク寸前』だった衝撃ドラマ』

2023年4月9日 06:00

笛木優子 女優になるきっかけは『感情がパンク寸前』だった衝撃ドラマ

なども刺激的な内容で話題となった。

「『人間・失格』で、KinKi Kidsの2人が演じたプールのシーンでは同性愛が描かれていてドキドキ。いじめや体罰など、とにかく情報量が多くて、感情面がパンク寸前になりながら、次回が気になってしょうがない。野島作品を見ると心がえぐられるのですが、そのたびにドラマを通して人生経験を積んだような感覚になっていました」

こうしたドラマの影響により、芸能界へのあこがれはさらに強くなった。

「オーディション番組の『ASAYAN』(’95~’02年、テレビ東京系)に応募したいなと思っていたのですが、通っていた高校は芸能活動が禁止。学校をやめるほどの勇気はなくて……」

ところが’98年、高校の卒業を控え、短大への進学が決まったころに、原宿のラフォーレ前でスカウトされた。

「実際に演技をすることになると、相手の目を見てセリフを言うだけで、恥ずかしくて顔が赤くなるんです。もう、無力感ばかり。
ドラマは好きでしたが、単なるファンとして見ていただけ。野島作品に出てくるような、感情を揺さぶる演技をつぶさに研究していれば、もっと厚みのある演技ができたのにって、後悔していました(笑)」

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