2023年4月9日 06:00
笛木優子 女優になるきっかけは『感情がパンク寸前』だった衝撃ドラマ
毎日のようにオーディションに挑戦し、ことごとく落ちた。
「でも、もう諦めようかなと思うころに限って、たまに合格したりするんです」
そんな状況を繰り返すうちに、ドラマの仕事が徐々に増えていき、女優として成長していった。そして’17年には『雨が降ると君は優しい』(Hulu)で、野島作品への出演を果たした。
「野島さんの台本を手にしたときは感慨深かったです。最初は怖い人というイメージだったのですが、実際にお会いすると、すごく気さくで面白い人。でも、ご本人には『ファンです』とはなかなか言い出せず、ドラマの打ち上げが終わって帰るとき“一生、会えないかもしれないから言っておきたい”と思って、ようやく伝えることができました。すごく喜んでくださったのですが、あまりに唐突だったから“ヘンな人”って思われたかもしれないですね(笑)」
思春期に衝撃を受けた野島作品があったからこそ、今の女優の仕事へとつながっていったのだ。
【PROFILE】
笛木優子
’79年、東京都生まれ。
日本でのデビュー後、’01年韓国ドラマ『わが家』にユミンの名前で出演し人気を博す。韓国大作ドラマ『IRIS』(’09年)