くらし情報『元日本代表平尾剛さんが危惧「“ラグビーの聖地”の消失で文化の継承が止まってしまう」』

2023年4月10日 11:00

元日本代表平尾剛さんが危惧「“ラグビーの聖地”の消失で文化の継承が止まってしまう」

試合が終わったあとは、敵味方関係なく一緒に汗を流す、ということです」

平尾さん自身も、相手チームの選手からシャンプーを借りた想い出があるという。

「歴史ある甲子園球場も、改修して大切に使用され続けています。海外に目を向けても、ロンドンには100年を超えるトゥイッケナムスタジアムが、改修に改修を重ねていまも現存しています。お父さんが子どもに、おじいちゃんが孫に、〈あのときここで、こんな試合があったんだよ〉と語り継ぐわけです。そういう“語りの場”としてのスタジアムも大切にしなきゃいけないと思うんです。ですから、なんとか小池都知事には考えなおしてもらいたい」

平尾さんのところには、「がんばってくれ」「おれも同じ思いだ」という元アスリートなどから連絡が入るという。しかし、実際に平尾さんのように声を上げる人は少ない。平尾さんは、「ぜひ現役アスリートにも声を上げてほしい」とこう話す。


「私のように現役を引退して大学の研究職に就いているような立場でも、署名を決断するのに3日間悩みました。ですから現役選手が声を上げにくいのはよくわかる。やはり、競技団体やスポンサーの意向を組む必要がありますからね。

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