キラー・カーンが“自転車事故騒動”を乗り越え居酒屋を再開「高木ブーさんが励ましてくれた」
昭和のプロレス全盛期に、得意技・モンゴリアンチョップなどで人気を集めたキラー・カーンさん(76)。
引退後は居酒屋を経営してきたが’20年にトラブルが発生する。自転車走行中に女性と衝突した後、現場から逃走したという容疑で、書類送検されてしまったのだ。コロナ禍の影響もあり、翌年5月には居酒屋を閉店したが、容疑については不起訴処分となった。
書類送検報道の影響で、一時はノイローゼにもなったというカーンさんだが、この度ようやく店を再開することができたという。雑居ビルの地下にオープンした「カンちゃんの人情酒場」を本誌記者が訪ねた――。
暖簾をくぐると、「いらっしゃ~い」と身長195センチ、スキンヘッドのカーンさんが迎えてくれる。心なしか以前の店で働いていたときよりも元気そうに見えた。
「事故は、携帯を見ながら歩いてきた女の子が、自転車の後ろにぶつかっただけ。それで俺がひき逃げ犯にされちゃったんですよ。それ以来、街を歩けば『ひき逃げ』『ハゲ』と怒鳴られ、店に行けばドアに『ここはひき逃げ犯の店です』と張り紙をされていて……。
ノイローゼになって一時は自殺も考えました。その後、不起訴になりましたけれど警察から謝罪は一切ありません。