2023年5月3日 20:10
「覚悟の質が違う」藤田菜七子 JRA現役女性騎手で“1人だけ”ルール遵守…見えたプロ意識の差
藤田菜七子騎手(写真:アフロ)
JRAは5月3日、競馬開催日にスマートフォン(以下、スマホ)を使用した騎手6人に対して30日間の騎乗停止処分を下したと発表した。
まず4月23日開催の第1回福島競馬で、河原田菜々(18)、小林美駒(18)、永島まなみ(20)、古川奈穂(22)が騎手控室にてスマホでネットを閲覧したという。同日開催の第1回京都競馬でも、今村聖奈(19)が騎手控室でスマホを使用し、調整ルームで他の騎手と通話。角田大河(19)も認定調整ルームで、他の騎手と通話していたことが明らかになった。
「この6名は、日本中央競馬会競馬施行規程第147条19号の『競馬の公正確保について業務上の注意義務に違反した者』に該当すると認定されました。角田騎手は前日22日夜に今村騎手と通話していたことが判明しており、JRAの聞き取りに『騎手同士なら大丈夫という認識だった』と回答したそうです。
騎手たちは外部との接触を避けるため、レース前日から調整ルームに入ることが義務付けられています。スマホなどの通信機器は、設置されているセーフティーボックスに入れることが原則。
2015年3月にもルメール騎手が携帯電話でツイートしたことが判明し、30日間の騎乗停止処分が下されました」