2023年6月16日 15:50
新電力会社で電気代が高騰、auや楽天は最大5割値上げ…いったん大手電力に戻るのもアリ
のように地域によって値上げ時期が違ったり、まだ値上げに踏み切らない新電力もありますが、今後の値上がりは避けられないでしょう。というのも新電力は電気を安く調達できる自前の発電所を少ししか持たないところが多く、’22年から価格高騰が続く卸電力市場からの調達に頼るしかないからです。こうした重荷に耐え切れず、倒産する新電力もあります。事業者全体の約3割にあたる195社が事業停止に追い込まれました(’23年3月・帝国データバンク)。
これから夏に向けて、電気代の高騰は家計にとって死活問題です。まずは電気料金の比較を。「電気ご使用量のお知らせ」などに記載された1カ月の使用量などを見て「エネチェンジ」など電気料金の比較サイトでシミュレーションしてみましょう。「大手電力のほうが安かった」という方は、いったん大手電力に戻るのも一手です。
電気の乗り換えは新しく契約したい電力会社に電話一本かければOK。時機を見て新電力のほうが安くなったら、再度乗り換えればいいのです。
また、電気料金プランの見直しを。契約から数年たつと家族構成や生活スタイルの変化もあるでしょう。日中の外出が多くなったら、夜の電力使用が多いプランに変えるだけで安くなることもあります。