2023年6月16日 18:08
「私、がんなの」500万円超の寄付金をだまし取ったTikToker、罪を認める
重病にかかったと嘘をつき、クラウドファンディングサイトで37,000ドル(約520万円)をだまし取った20歳のインフルエンサーが、第一級窃盗罪などの自身の罪を認めた。ABC系列のWQUADなどが報じている。
米アイオワ州スコット郡在住のマディソン・ルッソ被告は昨年2月にステージ2の膵臓がんを、その数カ月後に急性リンパ性白血病を発症したとTikTokなど複数のソーシャルメディアで公表した。「サッカーボール大の腫瘍が背骨にできていた」「90回の放射線治療に耐えた」「生存率は11%だと言われた」などと語って同情を誘い、クラウドファンディングサイトのGoFundMeで「もし可能なら、医療費をカバーするため、治療に専念するために寄付をお願いします」と呼びかけたという。
ルッソ被告は点滴最中に撮ったセルフィーや、病変の写真などをコンスタントにシェアし、“闘病”の様子を伝え続けた。彼女のストーリーは新聞にも取り上げられ、New York Postによると、セントアンブローズ大学や膵臓の病気を研究する財団「The National Pancreas Foundation」などでゲストスピーカーとして公演までしていたという。