「自宅なのにくつろげない…」疲れやすい家にある特徴は“情報過多”と“圧迫感”
自宅なのにいるだけで疲れる(写真:プラナ/PIXTA)
「本来であれば、体も心もいちばんくつろげるはずのわが家で、なぜか“くつろげない”“疲れがとれない”という相談者さんが多くいました。そうした相談者さんの家を見ているうちに、住んでいるだけで疲れる家には共通の特徴があることに気づいたんです」
そう指摘するのは『片づけの力』(KADOKAWA)の著者で、300軒以上の家の片づけに関わってきた、整理・収納アドバイザーのFujinaoさんだ。
蒸し暑いなか、くたくたになって帰ってきたら、余計に疲れる……。そんな“疲れる家”は、50代以上の読者世代にとって人ごとじゃないそう。
「特に50~60代は、ものがあることに価値を感じている世代。人生分の荷物をため込み、しかも手放せない人が多いんです。こうしたものの多さが疲れる一因です。あふれたものを床に置きっぱなしにして、歩く動線の障害になっていることも。
日ごろから、ほどいていない宅配の段ボールをよけて歩くのが習慣になっている人もいます」(Fujinaoさん、以下同)
さらに、疲れる家は、「見る」「聞く」「嗅ぐ」など、五感に入ってくる情報が不快だというのも特徴だという。