飛行機のエンジンに吸い込まれて死亡した男性、自殺だった
今月23日、米テキサス州サンアントニオ国際空港で、職員がデルタ航空機のエンジンに吸い込まれて亡くなった。郡検死官局は彼の死を自殺と断定し、これを受けて国家運輸安全委員会(NTSB)はこの事件の調査を打ち切った。PEOPLEなどが報じている。
23日午後10時25分頃、ロサンゼルスから到着したばかりのデルタ1111便はゲートに向かってタキシング中だった。KENS 5によると、空港のランプ作業員として働いていたのデヴィッド・レナーさん(27)は作動していた1基のエンジンに飲み込まれ、「重く、鋭利な力による損傷」で命を落としたという。
PEOPLEによると、亡くなった状況に事件性はなく、NTSBの広報担当者は「飛行機にも空港の運営についても安全上の問題はありませんでした。この件についての調査を再開することはありません」とコメントしている。
レナーさんの兄ジョシュアさんはDailyMailの取材に応え、「離婚した家の子どもがそうであるように僕らは2つの家で生活し、時に状況は複雑でした」と語る。
デヴィッドさんは過去に自殺未遂を起こしていたが、ここ数カ月はドラッグをやめ、懸命に仕事に打ち込み、自傷行為の兆候もなかったという。