この「ハチ」見たら即通報!【外来スズメバチ】の都市襲撃を専門家が警鐘
春の調査では判断できません」
ツマアカスズメバチは、体長2cm(女王バチは3cm程度)と、オオスズメバチよりも小型で、黒っぽく腹部の先端が赤褐色の斑紋が特徴。東南アジア各国から中国南部や台湾など広域に分布している。
性格は従来のスズメバチ同様に、攻撃的で獰猛。巣を刺激した場合、執拗においかけてきて、台湾、マレーシア、インドネシアでは死者が出ているとか。
そんな危険なハチがなぜ日本に侵入しているのだろうか?
「グローバル化により海外と人や物が行き来するなかで、いろんなものに紛れて国内に侵入する確率が上がっています。さらに温暖化が進むことで、本来、温かいところを好むツマアカスズメバチにとって、日本も快適な環境になっていることから、定着するリスクが上昇しているのです」
■従来のスズメバチと違い高層マンションや電柱に巣を作ることも
ツマアカスズメバチの日本来襲にはどんな危険があるのだろうか?
「スズメバチは危険生物です。日本に土着しているスズメバチに、毎年20人前後が刺されて命を失っています。そんな獰猛なスズメバチが、国内で一種類増えるということ。
しかも、すでに定着した韓国では、都市部のマンションの壁に巣を作っていたケースが報告されています。