「史上最悪のトップ」ビッグモーター社長 不正は現場の判断、質問に半笑いの“最低会見”にネット大激怒
(写真:時事通信)
保険金不正請求問題で揺れるビッグモーター。7月25日、兼重宏行社長が会見を開き、26日付で辞任すると明らかにした。
顧客から預かった修理車を故意に傷つけ、保険金請求額を水増しするなどしていたというビッグモーター。不正は5年以上前から行われていた可能性が高いという。
「問題の背景には、社内で課された“高すぎるノルマ”があったと指摘されています。車1台あたり修理の儲けを14万円前後となるよう、従業員に課していたとのことです」(社会部記者)
こうした問題について、兼重社長は会見で「板金塗装部門の不正請求問題は、板金塗装部門の単独で経営陣は知らなかった」と話し、経営陣としては不正に関与しておらず、板金塗装部門の独断であることを主張。
「組織的というのはない。個々の工場長が指示してやったんじゃないかと。
それでないとこういうことは起きないと思っていますので」とも発言。一貫して現場の従業員の責任を指摘し続けた。1台あたり14万円のノルマも知らなかったという。
また、会見冒頭では報告書の内容について「本当に衝撃的で、一線を越えている。ゴルフボールを靴下に入れて振り回して水増し請求する。