精神科医・和田秀樹さんが指南! 50代から「幸齢者」を目指す賢い老い方
和田さんによると、血圧やコレステロール値が極端に高い場合は問題だが、基準値よりも少しオーバーしている程度なら、気にする必要はないそうだ。
【3】病気のマインドリセット
「長年、老年医療に携わっていると、高齢者の方々は“医者に嫌われてはいけない”という発想をお持ちの方が非常に多く、それがストレスになっているケースも。たとえば、処方された薬が自分の体に合わないのに、嫌われたくないから我慢して言わない。あるいは、治療方針に疑問があるのに、そのまま聞き入れてしまう……。そういう意識は、『マインドリセット』すべきです」
医者には言いたいことをハッキリと伝える。信頼できる医者であれば、患者の話をしっかり聞いて対応するはず。そうでない医者の場合は、すぐにクリニックを変えるという発想に切り替えるのだ。
■50代から始めるといい「チャレンジ」する習慣
このように、70代以降もストレスをためず、充実した老後を送るために、50代から始めておくといいことがあるそうだ。
それは新しいことにチャレンジする習慣を身につけておくこと。
「人間の脳の中にある前頭葉は、50代、60代になるにつれて衰えていきます。