ビッグモーター“二世”元副社長 会見から続ける雲隠れ…海外に高跳び説浮上も“指名手配”状態に
父親の兼重宏行前社長(写真:時事通信)
自動車保険の保険金不正請求問題が世間を騒がせている中古車販売大手「ビッグモーター」。7月26日付で兼重宏行前社長(71)と長男の宏一前副社長(35)が引責辞任したが、“除草剤問題”の浮上や元社員による告発が後を絶たない。
そんななか、注目を集めているのは宏一氏の行方だ。7月25日に開いた記者会見では会場に姿を現さず、陣内司管理本部長が宏一氏から預かったという“反省の言葉”をこう読み上げるのみだった。
「今回、お客様のためと思って体制を整えていた時についカッとなって強い言葉で降格という処分を行ったことに対し、あの時にこういう風な形で言うべきではなかった」
“雲隠れ”を続ける宏一氏だが、問題視されている過剰なノルマや異常な降格人事を主導していた張本人だったという。
「各メディアでは元従業員の告発をもとに、『環境整備点検』で幹部陣と店舗視察に訪れていた宏一氏の様子を報じています。まず店舗に到着した一行を店長が全力疾走で出迎え、大声で挨拶するかどうかチェックしていたとのこと。少しでも宏一氏の機嫌を損ねると、その場で降格させられたそうです。
また同社ではコミュニケーションツールとして、LINEを頻繁に活用していました。