徳島市阿波おどり 市長が中止要請も台風迫るなか強行で批判続出…実行委員会はつれない“回答”
(写真:時事通信)
毎年8月12日から15日にかけて行われる、夏の風物詩・徳島市阿波おどり。しかし、台風が迫るなかでの開催について、波紋が広がっている。
台風7号の影響で、14日夜から15日にかけて線状降水帯が発生する可能性が発表されていた四国地方。当然、阿波おどり開催地である徳島市にもその懸念が取り沙汰されており、X(旧Twitter)上では「参加者の安全が心配」「それこそ怪我人や死人出たらどうするねん」など開催を危ぶむ声が数多く上がっていた。
しかし、徳島市阿波おどりの実行委員会は14日14時前後、14日については予定通り開催することを発表していた。
こうした動きに、異論を唱えたのが徳島市の内藤佐和子氏。内藤市長は14日15時にX(Twitter)上でこう綴った。
《徳島市として、今後、台風の影響が大きくなっていくことが見込まれるため、阿波おどり実行委員会に対して、中止を要請しましたが、実行委員会は阿波おどりの開催を決定したとのことです。
学生ボランティア等が参加するエコステーションは中止するよう要請し、その部分は中止に。他の部分(ノボリの撤去等)についてもできる限り、被害が起きないよう、要請しています》
同日15時に徳島市に災害対策本部が設置され、16時には徳島市全域に5段階の警戒レベルのうち3にあたる高齢者避難勧告も発令された。