くらし情報『風の谷の熱血園長 親子の体温、子供の責任感を信念に理想の幼児教育を根付かせた25年の奮闘』

風の谷の熱血園長 親子の体温、子供の責任感を信念に理想の幼児教育を根付かせた25年の奮闘

「私は昔ながらの大切なことを教えているだけ。それを放置したために今の何でも他人のせいにする世の中にしてしまった」と語る天野園長

「私は昔ながらの大切なことを教えているだけ。それを放置したために今の何でも他人のせいにする世の中にしてしまった」と語る天野園長



【前編】川崎市「風の谷の幼稚園」子供本位の教育にかける天野優子園長の情熱より続く

川崎市麻生区の小高い丘の上にある風の谷幼稚園は、大自然に囲まれた約5千坪もの広大な敷地を持つ。また、「スクールバス・給食・延長保育」という、いわゆる現代保育の“三種の神器”がないことでも、唯一無二の幼稚園として知られる。

卒園生には、世界を舞台に活躍するプロサッカーの久保建英選手(22)などがおり、風の谷の1年間を追った映画も今秋の公開が決まり、今改めて、このユニークな幼稚園に注目が集まっている。

「父は洋服仕立て業をしていて、腕のいい職人と評判で、母も家業を手伝っていました。

私は3人きょうだいの末っ子。こう見えても(笑)、子供のころは小児結核もあり体が弱くて、遠足にも行けないほどでした」

46年9月10日、神奈川県海老名市に生まれた天野優子園長(76)。


「病弱な分、家で本を読んだり、考えるのが好きで、幼いころから正義感は強かったと思います。

戦後まもなくで、まず疎開者への差別、あとは地主と小作人や、なんといっても男女差別。

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