くらし情報『酷暑も、原油高が原因に 卵や牛乳や菓子類も…今秋も食品価格は高騰する』

酷暑も、原油高が原因に 卵や牛乳や菓子類も…今秋も食品価格は高騰する

涼しくなれば牛乳の生産も増えますが、残暑も厳しく、影響は秋以降まで引きずりそう。秋からクリスマスにかけて、牛乳やバターやチーズなどの乳製品の消費量が増えますが、そのときに生乳が不足することで、牛乳や乳製品の価格上昇が考えられます」

では、牛肉はどうだろうか?

「肉牛も熱中症や体調不良など、猛暑の影響を受けます。エサを食べないことで発育が悪くなり飼育日数が延びれば、その分、高騰している飼料代がかかります。また暑さ対策に牛舎に冷房を設置すれば、電気料金が畜産農家に重くのしかかっています」

牛肉は年末にかけて需要が高まるので、品不足による価格の高騰は避けられそうにない状況だ。

「一方、豚、鶏も暑さによる死亡が多数報告されていますし、発育不良で飼育日数が延びています。ただし、豚肉や鶏肉は年末にかけて需要が増えることはないので、出荷量が減ったとしても、価格は大きく変動しないのではないでしょうか」

小麦や肉などの価格の高騰は、当然、それらを加工した加工食品の価格にも影響を及ぼす。さらに、人件費や輸送費、製造のための電気料金の上昇なども、加工品の価格を押し上げている。

加工肉や冷凍食品、菓子などの加工された食品や飲料も、この秋の値上げが予定されている。

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