“ヒグマ捕殺ストップ”訴える日本ヴィーガン協会のクラファンが波紋…道庁担当者が語った活動への“見解”
――今回、道庁のからそのような依頼を協会にしたのでしょうか。
「サイト中の『北海道』がどのような主体を指すものか分かりませんが、当職では関与していません」
――調査のためにヒグマが生息する森に入ることを、道庁として認めていますでしょうか。
「それぞれの土地管理者の判断になります」
――独自でこのような調査をすることに対しての見解をお聞かせください。
「日本ヴィーガン協会が独自の考えで調査を行うものと考えます。道庁としてコメントする立場にありません」
■「森の管理者にも、クマ側にも受け入れてもらえないでしょうね」
直近も道内で牛66頭を襲った凶暴なOSO18などが話題になるなど、注目を集めているクマ被害。道庁の担当者に、ヒグマとの“正しい付き合い方”についても話を聞いた。
日本ヴィーガン協会のクラウドファンディングのページには「みんなで一緒に私たちの日本の山を豊かなクマの住める状態に再生する方法を考えて進めていかなくてはなりません」という記載が。だが、森林破壊がクマ被害増加の直接的な原因ではないという。
「森に餌がなくて野生動物が里に降りてくるとよく言われますが、例えばどんぐりが大凶作の年とかは一時的な現象としてはそれもあるでしょうけど、長期的に見ると、野生動物が増えて生息数が増えているから、人里に出てくる数が多くなったと見るべきです。