世界No.1韓ドラ『ムービング』出演 リュ・スンリョンが語る家族愛
アクション監督やグラフィック映像の技術者たち、みなさんの力を結集したからこそ、素晴らしい作品に仕上がったんだと思います」
ぽっちゃり体形の優しい高校生、キム・ボンソク(イ・ジョンハ)と、転校生のチャン・ヒス(コ・ユンジョン)の出会いから始まる物語は、超能力者を次々と狙う連続殺人事件が発生したところから一気に加速。続く2章では、十数年前に遡り、ボンソクの母イ・ミヒョン(ハン・ヒョジュ)と父キム・ドゥシク(チョ・インソン)、そして、ヒスの父チャン・ジュウォンが国家安全企画部の秘密工作員だった時代が描かれる。
超能力者ゆえに国家の陰謀に翻弄される親世代と、その能力を受け継ぎながらも、多様性を認めない社会のなかで能力を隠して生きる子供世代。親子二世代が抱える苦しみや悲しさを描く本作は、単なる超人たちのヒーロー物語ではなく、家族の強い絆と深い愛情が主軸となっているところが最大の魅力だ。
時代が現代に戻る最終章では、子供たちに迫る危険を知ったジュウォンたちが再び、闘いを決意する姿が描かれる。「親世代と子供世代が巨大な悪に立ち向かうために共闘する、この壮大なスケールの物語がいちばんの見どころだと思います。