死亡事故起きた「だんじり」は存続すべき?無くすべき?大阪府民300人の答え
(写真:時事通信)
10月8日、大阪府大阪市生野区でだんじりの試験曳き中に50代男性が死亡する事故が起きた。この事故はだんじりが左折しようとした際に曲がり切れず、中央分離帯のガードレールに衝突したもので、先頭で指揮をしていた男性がだんじりとガードレールに挟まれて救急搬送されたが、9日朝に死亡が確認された。
だんじり祭は江戸時代中期に始まったとされており、長い歴史と伝統を誇る。近畿地方を中心にさまざまな地域で開催されているが、もっとも有名なのは大阪で行われている「岸和田だんじり祭」だ。約4トンのだんじりが街中を全速力で駆け抜ける様子を一目見ようと、全国各地から約50万人の観光客が訪れるという。
しかし、その豪快さゆえ事故が頻発し、2000年以降、だんじり関連の死者数は全国で20人にも及ぶ。ケガ人も多数出ており、その危険性がしばしば議論の対象となってきた。
実際のところ、岸和田市のある大阪府に住む人々はだんじり祭についてどう考えているのだろうか。
そこで、本誌はWEBアンケートツールQiQUMOを使って、調査を実施。大阪府在住の20代~60代の男女300人から回答を得た。(2023年10月9日~10月11日)